阪神・淡路大震災や東日本大震災などの大規模地震の際は、多くの人が倒れてきた家具の下敷きになって死亡したり大けがをしたりしました。
このように大地震が発生したときには、「家具は必ず倒れるもの」との前提で防災対策を講じておく必要があります。
特に、寝室や子ども部屋などには務めて家具を置かないようにしましょう。
どうしても家具を置かなければならない場合は、できるだけ背の低い家具にするとともに転倒防止器具をとりつけて壁に固定するなど対策をとりましょう。
また、家具が倒れてけがをしたり、出入り口を塞いだりしないように、家具の向きや配置も工夫が必要です。
家具以外にも、窓ガラスやペンダント式の照明、テレビ、電子レンジ・オーブンなども、凶器になる場合がありますので、これらにも対策をしておきましょう。
また、イザというときのために、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルなどの防災グッズを手の届くところに備えておきましょう。
懐中電灯は停電による暗闇を歩くときの必需品ですし、スリッパは割れたガラスなどの破片で足をけがをするのを防ぎます。
ホイッスルは、建物や家具の下敷きになった場合に助け求めるために必要です。